虫は逃しましょう

自分が学びに行っている先生の教室では、クラスの終わりにみんなで教室を掃除します

昨日、掃き掃除をしていたら、側にいたヨーガを始めたばかりの子が小さい蜘蛛を見つけたものの、大の苦手らしくどうしたらいいか困っていました。私は虫が苦手で特に蜘蛛が一番だめなんだけど、ここでは逃がすの一択しかありませんから、箒で外まで誘導して逃しました

ヨーガにはアヒンサー(非暴力)という自分や周りのものを傷つけない・苦しめないという戒律があるからです。それは、いつ何時、国や時代が変わっても、自分の気分とかルールは関係なく守られるべきです。固く守ることで自分の欲望によって自分や何かを傷つけず、周りへの慈愛の心を育てていくことができます。自制心、忍耐が身につきます。心が強くなります

要するに私は戒律を持っているので逃がす選択をしたのですが、そもそも、こちらが怖がったり嫌悪感から敵対心を持って近づいたり、攻撃したら、それが虫に伝わる。だから、虫も逃げたり威嚇します

もし、自分が誰かから敵対心を持って何かを言われたり手を出されたら、恐怖や嫌悪感を感じませんか?それと同じです

こちらの意識は相手に必ず伝わって、それはごまかせない。ヨーガの聖典にはアヒンサーを徹底した人は平穏・平安な波動に満ちて、すべての敵対が止むと言われています。私は実践していて感じるのが、アヒンサーを守るようになってからの方が、身に起こるトラブルが少ないです

具体的に虫が出た時にどうしているのかというと、箒で外に誘導したり、ゴキブリや蚊は壁や床に静止している状態で素早くコップをかぶせて、クリアファイルや紙など薄いけどしっかりしているものを、壁や床の間にスライドさせて蓋をしたような状態で捕まえて逃します。ゴキブリの場合は、箒でひっくり返すと動かなくなるので、そのままちりとりで取って逃がすこともあります

虫嫌いの私にとってはもう嫌だな!と思うけど、敵対心から追い払おうとはせず、保護の気持ちで近づいて接するとすんなり外に逃げてくれますよ

「家にいるより外のが食べ物もあるし生きやすいよー」「逃してあげるから、ちょっとじっとしてて」「傷つけるつもりはないの」などと声をかけながらやると(もちろん本心で)、確率が上がる気がする…

その子にはヨーガを始めたばかりだからこそ、ちょっとしたこういう場面でもサラッと流さずにシェアした方が、教室以外の場所で一人で、もし同じことが起こっても、傷つけずに、ごまかさずに出来るかなと思って

「こっちが怖がるから相手に伝わって逃げたり威嚇したりするよ」「恐怖心から攻撃的な態度になってしまうから、声をかけたりこういう風に逃がすといいですよ」と伝えました

これから虫がどんどん出てくるけど、屋内で見つけたり道端で車に轢かれそうだったときなどは殺生せずに逃してあげてくださいね。本当にその気がなくて、救おうとしたのに、畑で気をつけて草刈りしていても、誤って殺してしまったり羽が取れちゃったとか…そういう失敗も正直あるけど、その時は心の底からごめんなさいと謝ってまたトライしています