まずは精神集中から始めよう

瞑想のやり方は様々にありますが、基本的には何かひとつの対象に心を留めておくこと。瞑想の最初の段階は、その対象以外のことに気が散らないくらい集中が出来るよう、修練を積むことから始めます

ヨーガの瞑想は大まかには自分自身と向き合い善きものに変えていくことが目的ですが、そもそも心は生き物のようで自由奔放でじっとしているのが苦手。そうした落ち着きのない状態(動揺や混乱した状態とも言える)では、自分自身と正しく向き合うことも出来ないので、まずは、一つのことに心を留めて静かにさせることが大切です

マラソンに例えるなら、基礎体力もなく、精神も散漫で、怪我をしない効率の良いフォームを知らず、ペース配分もせずにフルマラソンを走るのと同じ。初めてでも走れる天才も中にはいるだろうし、まぐれで走れちゃう人もいるだろうけど、準備してから参加した方が安全で確実に走れるよねという意味です。瞑想も同じです

心も体のように鍛えられます。心を見て変えていくのも心なわけで、その心が忍耐や集中力がなかったり、疑いや緊張や恐怖が強いほど自分を冷静に観るのは難しい。要するに、精神集中から始めていくほうが近道です

実際に、集中する対象を何にするかというと、初心者で一人で行うなら、形があったり具体的なものを対象として集中した方が取り組みやすいし、安全だと思います(瞑想センターや瞑想に熟達した方に教わる場合を除く)

以下は一般的な方法や聖者が勧めている方法の一部ですが

・呼吸の様子を注意深く観察する

・呼吸の数を数える

・全身を感覚をゆっくりと観察する

・何かひとつの花を思い描くことだけに集中する

・広大な海の無限の広がりだけに集中する/太陽の輝きを思い描くことに集中する

・オームを心の中で力強く繰り返し唱える(教わったマントラでも良い)

・神の姿を詳細に思い描く(例:シヴァ神とか自分の好きな神様)

など、とてもシンプル。どれかひとつ選び、以下のルールに沿って続けてみてください

基本的なルール

・アーサナや呼吸法をしてから行うとより良い

・まずは選んだ対象に集中をする。それだけに心を使うように留める。注意がその対象以外にそれたら戻る

・何か感覚や体験を起こそうとしたり、瞑想の結果や恩恵を期待をしない、起きた現象にこだわらない

・起こる現象に対して否定も肯定もしない、ただ観る。妄想注意

・最初は5〜15分など短い時間で始める。数ヶ月続ける

これらは私が熟練の先生から瞑想を教わったり、自分自身やこれまで基本的な瞑想(精神集中)を教えてきた体験を元に、こうすると初心者でも安全だよというルールです。熟達した先生の元で教わる機会があれば、そちらを優先してください

よく、自分は集中出来ていると思っていても、気づかないだけで他のことに気を取られていたり、瞑想中の体験にこだわっていたり、実は深い瞑想ではなく眠っていたり妄想をしていたりする人も多いです。その辺も注意深く観察していきます

瞑想のやり方を間違えると、全然進歩しなかったり、エゴを大きくしたり、肉体や精神の病を引き起こすなど間違った方向に進むことがあるから注意が必要です。だから、教わった方が本当は良いです

そして、瞑想をすること自体でも心の質が磨かれていくけれど、先程書いたように、そもそも、その心の質や状態が善きものでないと、良い瞑想は出来ません

例えるなら、マラソンの練習をしていても、走る本人の心身の状態がボロボロだと質の良い走りが出来ないみたいな。アスリートとか本気で走りたい人は生活習慣や食生活から違いますよね。瞑想も同じです。だからヨーガには決まりや行動規範がある

いろいろあるけど、特によく瞑想する人(聖者)が言ってるのが

・菜食にする(心をキレイにする食事です)

・食べすぎない

・雑多な人、性悪な人と付き合わない。神を想う人と付き合う。おしゃべりをし過ぎない

・時々でもいいから、一人で静かに過ごす

・議論しない

失敗したらまたトライしていけばいい。他にも守ったほうがいい教えはブログでシェアしていきますが、ちゃんと守ったほうが道を進むのが早いです。自分を見ていても周りの人を見ていてもそれは本当に実感しています