柔軟性は気にしないで

一般的なヨーガのイメージでは、アーサナ(ヨーガのポーズ)を取ること自体がヨーガとか、柔軟性に富んだアーサナを取れることが良いとか、体が硬くアーサナが見栄え良く取れないことは良くないとか

柔軟性を身につけること自体がヨーガのゴールだと思われていますが、実際は違います。インドから伝わった本来のヨーガそのものは『自分自身を知るため』にあります

運動の一つの手段として行われることもあるけど、自分自身を知るために行うと体だけでなく、心も質が良くなるし、人生も更に豊かになっていきます

ハタヨーガ(体をコントロールするヨーガの総称)でいえば

自分自身を知るための第一歩は、体を様々な方向に動かしてみて、皮膚や筋肉の伸び縮み、皮膚感覚、体温、血流、呼吸、重心、繊細な感覚を感じるだけでなく

硬いところや弱いところ、左右差や緊張がどこにどのようにあるかを知ったり、体は一部分で機能しているわけではなく、繋がりがある事に気づいたり

動かそうとする時に、とりあえずやってみようと素直に動くのか、自分には無理だと言って逃げたりためらう、集中がどのように続いてどこで切れるのか

周りと比べて一喜一憂する癖がある、結果を早く出したい・理想に早く近づきたいと欲張る…など、心の傾向や癖や精神状態も知っていきます

ちなみに、心の癖が体の柔軟性にも関連していることはよくあります。実践が習慣化すれば、良きものに変わっていきます

今の自分自身の状態を良くしていくためにヨーガをするのだから、動けるかどうかではなく、自分の状態に気づき知り改善していくことが大事です

初めてヨーガをしたりクラスに参加される方が、「体が硬いからクラスについていけないのではないか?」「(周りと比べたり、気にして)恥ずかしい」と気にされることがすごく多いですが

気になさらず是非体験してみてください

運動としてハタヨーガをされたいなら別ですが、自分を高めていくヨーガを実践し始めた人も、いつの間にか柔軟性が中心になっていないか?観ることを忘れていないか確認してみてください